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含草の調査

登場キャラクター
氏名:カナコ・エッフェンブルグ
性別:女
年齢:26
職業:学者(生物学/生態学)/商人
身長:170
体重:62
スリーサイズ:96.60.89
主な性感帯:首筋、乳首、性器全体
好きな体位:騎乗位、後背位


本編
 大きく連なる山々の中腹、険しい岩肌の隙間を縫うように、草原は広がっていた。
 月明かりに照らされた草の葉が風に吹かれ、踊るかのように奇怪な影を映し出している。
 カナコ・エッフェンブルグは、月が天頂に差し掛かる頃合いを見計らって、この含草(ふくみそう)の生える草原にやってきていた。
 カラッと乾燥した風が、カナコの上気した頬を撫ぜていく。
「……さてと、そろそろ始めましょうか」
 やや上ずった声で誰ともなく呟いたカナコは、その場で薄手の上着を脱いだ。
 カナコは、この山間に生息する特殊な植物、含草の調査研究、および採集に訪れていた。
 彼女の生業は、学者兼商人。
 人々が安心に暮らせる世界を作ることを目的とし、未知の動植物の特性や習性を研究する学者でありながら、その研究の途上で発見された動植物を売り歩く商売人でもある。
 そしてカナコが特に力を入れているのが、女性の性的欲求を満たすことの出来る風変わりな植物を販売すること。
 表立っては扱われないような商品なので、欲求不満な淑女や、好奇心旺盛な乙女に売れば、かなりの利益になる。
 カナコは、満月の晩に繁殖行動をするという含草の噂を聞き、パーティを組んでここまで来ていた。
 カナコが今いる場所から、程近いところでキャンプをし、研究に集中するためという名目で、一人でこの場所まで歩いてきていたのだ。
 カナコは、自らが試してみて、気持ちよかったと思える植物しか商品としない。
 商売は信用が命ということと、もちろん本人の趣味という理由もある。
 カナコは過度に性的好奇心が旺盛で、他人がしたことのないような性交をしたいと、幼いころから常に考えており、その特殊な性癖が詰まり詰まって、いかに人以外の生物とセックスするか。しかも、できるかぎり人間からは程遠い生物といかに性交するかを目的として日々を暮らすようになっていた。

 カナコは、ゆっくりと身に着けていたものを脱ぐ。
 “味見”のためにここまで来ていたのだから、なるべく軽装にしてすぐにでも取り掛かるべきなのだが、カナコはわざわざ自分をじらすように、できるかぎりお堅い服装であるよう心がけていた。
 灰色の膝丈の上着を脱ぎ、白いブラウスのボタンを外す。ややタイトな膝上10センチのスカートのベルトを緩める。そして、黒の薄いストッキングを脱ぐと、桃色のブラジャーとショーツのみになった。
 カナコは周りを軽く確認すると、そのふたつを素早く脱ぎ捨て、肌を夜風に晒した。
 風は強く、カナコの黒い髪は影のようになびいていた。
 次にカナコは、全身に簡単に消毒液を塗る。
 体の内部などには特殊な魔術のようなもので消毒してあるので、この場でするのは、体の表面だけである。
 植物とはいえ、人知を超えた生物でもある。消毒は必要だし、今の時点では避妊も当然必要である。
 カナコは、全身に薄いアルコールのようなものを塗っていく。
 白く細い首筋から、鎖骨を舐るように塗りこみ、長く器用な十本の指は、ふたつの乳房へ。
 やや大きめの乳首と乳曇と量感のある下乳。
 乳首に触れぬように乳曇を人差し指でくるくると刺激したあと、おもむろにぎゅっと乳首を摘む。
「んっ」
 カナコは自分主導のセックスを好むが、乱暴にされたり、焦らされたりすると感じるという被虐の側面も持ち合わせているので、やや強めな愛撫のほうがより感じる。自宅で自慰するときは、自ら身体を縛ることもあるし、露出嗜好の気もあるので、部屋のドアを開け放したまま風変わりな植物と自慰に耽るときも多い。
 カナコの指は細く引き締まった腹部と、大きく張り出した臀部を塗り終わると、いよいよ肉襞へと進む。
「んっ……」
(思ったより濡れてるわね……)
 カナコの二本の指には、早くもドロッとした愛液がまとわりついていた。
「んっ……」
 利き腕の右手の人差し指と中指をクリトリスに、菊門には同じように左手をあてがう。
「ふぅっ!」
 右手をゆっくりと襞に沿って下げていき、中指が膣の中に入れると、親指で強めにクリトリスを押しつぶす。
「んあああっ! あっ、あぁっ! いい……、気持ちいい……」
 左手は菊門をマッサージするように、じっくりねっとりと、そして徐々に体の内部へと侵入していく。
「はあ、あ……。もう、これだけでイっちゃいそう、って、イッちゃダメなんだって」
 カナコは慌てて下腹部から手をはがした。名残惜しむかのように、愛液が橋を作り、月明かりにキラキラと揺れた。
「まずはこの気持ちいい“未知との遭遇”を味わわないとね」
 ぺろりと唇を舐め回す。
 素足に岩肌は少し痛かったが、それよりも淫部への期待のほうが高く、カナコは慌て気味に歩を進めた。

 岩肌から覗く、球状の植物の塊。
 中央には含球(ふくみだま)と呼ばれる丸い果実のような塊があり、そこから葉と蔓が放射線状にだらしなく延びている。毛糸玉を中心に毛糸が四方に飛び散っているような状態だ。
 カナコはその球を跨ぎ、中央にちょうど自分の陰唇が位置するように股を広げて腰を下ろす。
 尻から両手を回して陰唇が広げ、含草の雄しべが入りやすいように、含球のちょうど中央で腰を止めた。
(少しきつい体勢ね……)
 しかしカナコは、そのまま太腿に力を入れ含草が動き出すのを待った。初めからカナコの大きな尻を含球に乗せては、含球が潰れてしまう。
 含球が射精の用意が出来たならば、含球は大きく硬くなるらしいので、快楽の突き進むまま全体重を乗せ、性器を擦り付ければいい。
 もちろん、そのくらい気持ち良くなれれば、の話なのだが。
 カナコが、そんなことを考えているうちに含球は動き出した。
 さほど反応のいい類ではないとカナコは聞いていたのだが、カナコの発情した体臭に含球も興奮したのだろうか。
 含球は膨張しつつ、中央がふたつに割れてくる。
 そこから、大きな柱のような茎がせり上がってきて、カナコの陰唇を軽くノックした。
「ああん。きたぁ」
 カナコは媚びた声を上げ、ゆっくりとその腰を下げる。
 ヌチュリと湿った音とともに、茎はカナコの中へと侵入した。
 大量にこぼした藍液のおかけで、茎はスルスルとカナコの中へと入っていく。
 カナコは、時にクイックイッと腰を前後に振り、茎の堅さを確かめてみる。この腰の振り具合で茎が曲がるか折れるかしてしまったら、自慰の道具としては失格だろう。
「んんっ。ふう、ふう、大丈夫そうねっ」
 太さは並の男根よりも一回り大きい程度。先端に行くに従って細くなっているので、肉襞を掻く引っかかりはない。
 しかし茎の先端が子宮口にたどり着くと、茎の頂上部が丸く膨れ上がり、すでに上下動を始めてしまったカナコの膣の内部に程よく引っかかった。
「ああんっ、気持ちいい……。で、でもちょっと大きすぎる、かも」
 茎の太さは充分にカナコが咥え込み、心地よくなれる太さなのだが、膨らんだ頭頂部は予想以上に大きくなっていた。今回は、カナコは含草の中でも中程度の大きさのものを選んでいたから心配はなかったが、もっと大きいのを選んでいたなら、腰を動かすことすら出来なかったかもしれない。
「んんっ、なんかオナカいっぱいな感じ……。ちょっと動きづらいな」
 カナコは、商人としての脳みそを働かせる。上下動できない苦しみと、膣を容赦なく満たされてしまう快楽とでは、どちらがいいだろう。
(ピストン出来なくても、前後左右にゴリゴリ腰を揺すれば、膣のヒダヒダが責められて充分気持ちいいけど……。ちょうどいい堅さと大きさだったら、出し入れしつつ、膣をきつく締めれば、おんなじくらい気持ちいいかもしれないし)
 しかし、どちらかを選ぶことは出来なかった。
 カナコが腰を細かく左右に揺らしながら考え込んでいると、広がっていた蔓がズルズルと動き出し、カナコの太腿と腰に巻きついてきたのだ。
「きゃっ、ちょっ、ちょっとなにこれ?」
 含草が女をよがらせる道具は茎だけではなかった。
「え?、ええっ!? こんなの聞いてないって!」
(絞殺されたりしたらシャレにならないじゃないっ)
 カナコは慌てて、立ち上がろうとするが、蔓の強さと、蕩けて力を失った腰のせいで、すぐには逃げ出せない。
 しかし、蔓のほうも快楽に大汗をかいている白い肌を捕らえづらいのか、何度も何度も巻きつき、雌を逃がすまいと絡んでくる。
 蔓には小さな棘のようなものが生えており、それが逆にカナコの性感を刺激する。
(あ、ちょっとヤダ。このチクチク。気持ちいいかも。もしかして、これって、私がおとなしく捕まっちゃったら、ぐいぐい絡んでこなくなるのかな。それって嫌だけど、きつく縛られてるところを強引に動くのも、気持ちよさそうなのよね。この感じなら、絞め殺そうとしているわけじゃないと思うし)
 カナコは、それまでの経験と勘から、自ら全身の力を抜いた。
「んんんっ」
 茎が子宮口を叩き、開いた含球の中の繊毛が陰唇を刺激した。
 そして蔓はしっかりとカナコの細腰に巻きつき、グイグイと含球へ向けて力を加えてきた。
 カナコは、含球の上にどっかりと女の子座りをする格好になっていた。
 そして前方に両手を付き、力任せに身体全体を揺らし、びくびくと痙攣する。
「ああっ、ああっ、動けないのがもどかしくて、すごくいい! 中の茎もなんか出し始めてるしっ、ああ、もうイキそう!」
 カナコは自由になる上半身をがくがくと動かす。
 パンパンに張った豊乳は、自由奔放に飛び跳ね、散った汗は月夜に照らされ、煌いていた。
「ああん、もっと、もっとギュウギュウして。お願い。お願いしますっ」
 カナコは物言わぬ植物に懇願していた。カナコは性感極まってくると、とにかくそのままの快楽を継続させて欲しいと、誰にでも、何にでも懇願し、隷属してしまう。
「ああ、突いてください。お願いしますっ。膣になに出してもいいですからっ。ああっ、ああんっ!」
 含球は今やカナコの性器全体を包み込んでおり、通常の植物の子房部分に生えた繊毛で小陰唇を蹂躙し、淫芽の皮の内部の掃除のようなことまで行っていた。
「あああああっ、はあっ、はあっ、はあああああっ!」
(これはすごい。掘り出しものねっ。たくさん持って帰らないと。個人的にも、ベランダに何本か植えるのは、もはや決定ね)
 カナコは今後のオナニーライフの充実を妄想する。
「うっ、うううっ。ああんっ。ふう、ふう。おおう!」
 腹の底から喘ぎ声をひねり出すカナコ。
「もっと、もっと強くお願いしますっ。あと、おっぱい、おっぱいを刺激してください。足りないんです。おっぱいの刺激が。お願いです! ああんっ」
 貪欲なカナコは、我慢できずに地面に這っている蔓を一掴みすると、自身の乳房に巻きつけてみた。
 しかし、蔓は無慈悲にも乳房を締め付けることはなかった。
 カナコは仕方なく、上半身を完全に起こし、両手で乳首を捻りながら、ピストン運動を行うことにした。
「ああっ、いいっ、いいっ!」
 上下、そして前後に。
 含球にとらえられた下半身からグチュグチュと水っぽい音が響く。
 カナコの愛液と含球の出した精が混ざり合い、ドロドロと外に流れ出している。
「イキそう。イク、イクますっ、イクますっ。イッていいですか!?」
 尋ねたところで答えがあるわけではない。
 カナコはぎりぎりまで自分にオアズケを強要し、極みの激しさを増そうとする。
「クッ、ダメ、イッちゃいます。すみません、すみません! あっ、ん、ん、んんんんんんっ!!!!!」
 カナコは乳房をグッと握り締め、尻を小刻みに揺する。
 ガクガクと頭を揺らし、深く長いアクメに到達した。
「はあ、はあ、はあ……」
 いつの間にか垂れ流していた唾液をジュルリと啜り、カナコは少しだけ正気に戻る。
 膣の中の茎は依然として律動を続けていたが、辺りを見回してみた。
 月はさほど傾いておらず、時間的には大して経っていないらしい。
「はあ、はあ、気持ちよかった……」
 ふと遠くの大きな含草が目の端に入った。
 その含草は、大きな狼のような犬のような動物を捕縛しており、含草が精を植えつけようとしているのだから、雌なのだろう。
 その雌狼は、いかにも気持ちよさそうに遠吠えをし、草のされるがままになっていた。
 カナコの膣が、きゅっと締まる。
(私も傍から見れば、あの雌犬と同じじゃない。……ううん。快楽をより多くむさぼるためにジタバタともがいている私は、あの狼と同じというよりも、それ以下ね)
 雌狼と同じ場所で犯されている。しかも、自分はそんな野蛮な動物よりもはしたない。
 そもそも含草は、カナコを性的にイカせようとしているのではないのだ。種子を植えつけようとしているだけなのだ。
(私は、植物の自然な行為に性的な興奮を感じている)
 もちろんそんなことは、わかりきっていること。
 相手にその気がなければないほど、カナコは感じてしまうのだ。
 カナコは思う。
 自分をイカせようとしているやつにイカされるのは、普通じゃないか。私は、私と交われないものに犯されてイッてしまう。そういう趣味の女なのだ。
「もう一回、お願いします……」
 カナコは含草にお願いすると、再びその快楽を堪能すべく、上下動を開始した。
「あ、ヤダっ。すぐイッちゃうっ!」
 カナコは上半身を地面に突っ伏し快楽に堪えようとしたが、熟れきったマンコは襲いくる白い大波に抵抗することなく、安易に流されてしまう。
「うああ、もったいないのにっ! ああん、っっっっ!!」
 カナコはそこで絶頂し、すぐさま腰を前後に揺すり、クリトリスの刺激でもう一度イッた。
「イキますっ、イキますっ! あ、あああああ!!!」
 月夜の森に、雌犬二匹の遠吠えは響き、それは空が白みがかるまで続いた。
 

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